前回からの続きです。

バランス良く仕上げるために色々な箇所をほどきます。



まず、裾の三つ巻きをほどきます。

つぎに袖口の三つ巻きをほどきます。



脇のロックミシンをほどきます。



続いて脇から袖下までの縫い目をほどきます。

袖のロックミシンをほどいたあと身頃から外します。




襟を外します。
襟も小さくするので、襟にかけてあるステッチもほどきます。


肩もほどいて前後離しておきます。


身頃の切り替えはステッチのみほどきます。
(7ミリ程縫いこむだけなので、地縫いとロックミシンの目はそのまま残します。)



必要な箇所をほどいたら
縫います。(かなりバラバラになりました…。)



[ここからようやくミシン作業です。]

まず襟から直します。
予定の大きさのものに合わせて印を付けます。


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襟の両側を均等に縫い込みます。余分な縫い代はカットします。

表に返したら、前と同じ幅のステッチをかけておきます。




次に身頃の前後切り替えを縫い込みます。


P_20210912_132020

各切り替えの部分で1.5cm縫い縮めるので、半分の7ミリ幅で縫います。



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 さらに表から、ステッチをかけます。


次に襟ぐりを直します。

カットした襟の挟み込むほうの長さを測り、
その長さに合うように身頃の肩を縫い込みます。

肩の縫い代が1センチになるように
ロックミシンで切り落とします。
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P_20210917_075109



さらに肩の幅を小さくするので、
袖側で自然なカーブになるようにカットします。



袖を付けます。
袖山がずれないように袖山から両側に縫うようにします。

肩を縫い込んだ分、
袖の方が大きいので、
余分な長さを見頃より出すように自然に付けます。
(余分は脇と袖下を縫ったあと、ロックミシンで切り落とします。)




新たに襟を付け直します。

前側は見返しで挟み、
後ろは襟の中に身頃を挟み込みます。



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治す前




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直した後。
ほぼ同じ大きさに。



脇と袖下を続けて縫います。

その後、1センチ幅になるようにロックミシンでカットします。

今回は、元の縫い目から両脇2センチほど縫い込みました。
(全体で8センチほど小さくなりました。)

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裾、袖口をそれぞれ三つ巻きします。


アイロンで整えたら完了です。





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治す前↑




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肩内側






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肩と袖


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ほぼ同じ。
後ろが直したものです。



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丈のみ少し長め。


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